nihoonshibenkyouの日記

 私大の日本史で点数がとれない。そんな受験生に、ストーリーで学ぶ勉強法をお教えします!

韓国併合は○○でマスターできる!

こんにちは!マロです!

 

さっそくですが、

韓国併合

について説明できますか?

 

伊藤博文が暗殺された

ことしか覚えてない」

「統監府と総督府があった気がする」

そう思っていませんか?

 

もし、そう思っているのであれば、

かなり危険です。

なぜなら、ここの内容は、

抜けがちだからです。

 

ここの内容は、はっきり言って、

そんなに多くないです。

そのため、勉強するのを忘れる

可能性があります。

 

しかし、近代は内容が多いです。

そのうえ、よく出題されます。

そのため、特に近代史は

すみからすみまで押さえる必要があります。

 

なので、もし、この記事を読まず、

韓国併合について勉強しなければ、

受検で不合格になります。

そんなの嫌ですよね?

 

 

一方で、この記事を読み、

韓国併合について勉強すれば、

受検に合格できます!

 

 

というわけで、

さっそく解説していきます。

 

まず、朝鮮はもともと鎖国していました。

しかし、日本は江華島事件をきっかけに、

韓国をむりやり開国させます。

 

出展:検索結果 | 山川&二宮ICTライブラリ (ywl.jp)

 

この事件は、日本の軍艦「雲揚」

が朝鮮を挑発し、交戦した事件です。

日本が勝利し、朝鮮との間に不平等条約

結びました。

 

この時、日本は朝鮮の独立を確認し、

清が朝鮮の宗主国であることを否定します。

ここまでの流れでわかるように、

朝鮮はかなり弱い立場でした。

 

その後、朝鮮で内乱が起こるのですが、

そこは割愛します。

まあ、その内乱が原因で

日清戦争が起こるのですが、

日清戦争も関わりがあります。

 

日清戦争に勝利した日本は、

朝鮮が独立国であることを

清に認めさせます。

 

この時、日本は清から遼東半島

得ていたのですが、

ロシア、フランス、ドイツの3国から

遼東半島を清に返すよう迫られます。

 

出展:ロシア、ドイツ、フランス3国公使が外務省を訪れ、「露佛獨三國の遼東半島遷付勸吿」(いわゆる三国干渉)がなされる : ガウスの歴史を巡るブログ(その日にあった過去の出来事) (livedoor.blog)

 

この時、日本は素直に従うのですが、

日本国内では、反露感情が高まります。

そして、ロシアは次第に南下し、

それに対して桂内閣は戦争の準備をします。

 

この時、日韓議定書を交わし、

日露戦争を理由に、日本軍による

韓国領土使用を認めさせます。

 

要は、「戦争するから場所貸して」

ということですね。

日韓では、完全に日本の

立場が強いです。

 

ちなみに、余談ですが、

朝鮮は大韓帝国という

名前にかわりました。

 

なぜ変わったのかというと、

日清戦争が起こったからです。

 

日清戦争により、宗主国の清が破れます。

このとき、朝鮮はロシアの支援により、

日本に抵抗する動きが高まり、

朝鮮には親露政権が成立しました。

 

この政権は、日本に対抗する意味もあり、

国号を大韓帝国に改め、朝鮮国王は

皇帝を名乗るようになります。

これは、1897年のことです。

 

出展:大韓帝国 < 海外通貨 < 文鉄・お札とコインの資料館 (buntetsu.net)

 

なので、

日清戦争から2年後以降は

朝鮮は大韓帝国という名前になります。

 

とはいえ、実態は帝国というわけでは

ありませんでした。

1904年には、韓国と第一次日韓協約を結びます。

 

この協約により、日本政府が推薦する財政、

外交顧問を韓国政府に登用することと、

重要な外交案件は事前に日本政府と

協議することが決定されました。

 

これは、

言ってみれば、

過干渉な親みたいなものです。

 

「お金の使い道は自分で決めていいけど、

予算の中に親の決めた使い道を入れること」

「友達は自分で選んでいいけど、

その友達は親に紹介し、親の許可を得なさい」

 

こんな感じでしょうか。

韓国が自主的に人事決定や、

外交を行うことはできます。

 

しかし、財務と外交には日本政府が

推薦する顧問を置かなければならず、

外交案件も日本の干渉が入ります。

 

イメージとしては、

見えない裏側で日本が韓国を

少しコントロールしている感じですね。

 

ところで、少しネタバレになりますが、

政治監督⇒外交権⇒内政権⇒併合

という順番で進んでいきます。

外側からどんどん内に

入って行っているのです。

 

そのうえで、

この⇒の部分に、

それぞれ出来事が入ります。

 

では、話をもとに戻します。

このような状況で、

日露戦争が起こり、

日本が勝利します。

 

この結果、日本はロシアと

ポーツマス条約を結ぶのですが、

そのポーツマス条約の中に、

日本の韓国指導権の承認が含まれます。

 

他にも、同年、

日本がアメリカと非公式に結んだ

「桂・タフト協定」で、

日本の韓国での、アメリカのフィリピンでの

権益を相互に認め合います。

 

また、第二次日英同盟では、

イギリスが日本の韓国保護化を

認めます。

 

こうなると、もう無敵ですね。

清に勝利し、ロシアを破り、

アメリカやイギリスが韓国の保護化

を認めました。

 

もう完璧です。

ですが、日本は一歩ずつ

進んでいきます。

 

ここで、日本は第二次日韓協約を結びます。

これは、さらに踏み込み、

韓国の外交権を接収するものです。

 

日本政府は韓国の漢城に、

韓国の外交を統括する統監府

設置しました。

初代統監は伊藤博文です。

 

出展:jpop80.g3.xrea.com/asia_senzen_korea.html

 

具体的な仕組みとしては、

韓国の外交は日本の外務省が処理

するというものです。

 

前は、外交に関しては、

日本が推薦する顧問を置き、

具体的な案件は日本と話し合う

という形でした。

 

しかし、今回は、

日本が直接外交問題を処理する

ようにしました。

 

これは、さっきの親のたとえを使い、

外交を友達づき合いに例えると、

以前は友達づきあいは親に友達を紹介し、

遊びに行く日時は親と相談する形式でした。

 

しかし、今回は、

親が直接、付き合う友達も、

遊ぶ日時も決めてしまう状態です。

とんでもない話ですね。

 

このような状況になり、

韓国政府も黙っちゃいません。

韓国はある行動に出ます。

 

それは、ハーグに密使を送るというものです。

オランダのハーグでは、万国平和会議が

おこなわれていました。

 

出展:ハーグ密使事件 - Hague Secret Emissary Affair - JapaneseClass.jp

 

韓国皇帝の高宗はここに、

日本政府には秘密裡に使者を送り、

第二次日韓協約を抗議したのです。

 

しかし、

各国は無視しました。

悲しい話ですね。

 

そして、こんなことをすると、

日本はだまっちゃいません。

この事件を受け、日本政府は

高宗を退位させます。

 

出展:高宗 - 高宗 - JapaneseClass.jp

 

その後、

第三次日韓協約を結び、

内政権を接収します。

 

これはつまり、日本政府が

韓国の政治をするようになった

ということですね。

 

こうなると、韓国は、

完全に傀儡政府です。

操り人形ということですね。

 

この時、韓国軍は解散させられるのですが、

この解散させられた元韓国軍の

人々が義兵運動に加わります。

 

実は、

韓国では、

義兵運動が起こっていました。

 

しかし、その主体は民衆でした。

その後、ここに元韓国軍の軍人が

加わり、義兵運動は本格化します。

 

それでも、日本政府により、

すぐに鎮圧されてしまいます。

日本政府としては、

これで安心ですね。

 

反抗してくるものはいない。

そう思いますよね?

しかし、ここで、事件が起こります。

 

それが、伊藤博文暗殺事件です。

前総監の伊藤博文は、

南満州ハルビンを訪れていました。

 

 

そんな時、韓国人の安重根という

人物によって暗殺されます。

この事件が起こったこともあり、

日本は韓国を併合することを決めます。

 

出展:菅政権誕生で日韓は? 不毛な「安重根論争」再び? 拡大写真 - 市川速水|論座 - 朝日新聞社の言論サイト (asahi.com)

 

1910年、日本は韓国に

日韓併合条約を強要し、

韓国併合を行います。

 

この際、日本は大韓帝国を朝鮮に

改称し、朝鮮総督府を設置します。

なので、日韓協定は「韓国」、

朝鮮総督府は「朝鮮」なのです。

 

ちなみに、「統監府」と

総督府」の区別に注意してください。

まあ、総督府の場合、

朝鮮総督府」なので、大丈夫だと思います。

 

統監府の場合、

「韓国」や「朝鮮」という

言葉は付きません。

 

朝鮮総督府の初代総督は

寺内正毅です。

寺内正毅はのちに

首相になります。

 

出展:【孤高の国母】(74)首相人事で混乱 天皇は“究極の選択”を強いられた  - 産経ニュース (sankei.com)

 

寺内は陸軍大将でした。

そのため、寺内は武断政治

実施します。

 

ところで、第三次日韓協定締結後と

韓国併合条約締結後で

どのように変わったのでしょうか?

 

第三次日韓協約までは、

日本が韓国の政治を監督しているような

状態でした。

 

しかし、韓国併合

韓国は完全に日本の一部になります。

なので、朝鮮総督府

天皇の直属の機関でした。

 

出展:bing.com/newtabredir?url=http%3A%2F%2F33roswell.blog136.fc2.com%2Fblog-entry-4113.html

 

会社をイメージするとわかりやすい

かもしれません。

日韓協約はグループ会社に入り、

会社名や社長は残してもらえた状態です。

 

しかし、韓国併合は、

会社だと吸収合併され、

会社名や社長を残してもらえなかった

状態です。

 

この後、朝鮮総督府

土地調査を実施します。

その際、所有者の不明な土地は

没収します。

 

そして、土地の一部は

東洋拓殖会社という、

日本が建てた会社や日本人などに

払下げられました。

 

 

これは、徴税するためですね。

ちなみに、この土地調査事業で、

多くの朝鮮農民が土地を失いました。

 

土地を失った人の中には、

日本に移住する人もいました。

 

 

以上が韓国併合についてです。

ここまでを簡単にまとめると、

 

(江華島事件日清戦争)

 

①日韓議定書

 日露戦争

 

②第一次日韓協約

 ポーツマス条約

 (桂タフト協定、第二次日英同盟)

 

③第二次日韓協約

 ハーグ密使事件

 

④第三次日韓協約

 義兵運動 

 伊藤博文暗殺

 

韓国併合

 土地調査事業

 

以上のような形です。

 

今回の内容は正直言って

少ないです。

なので、比較的頭に

入りやすいと思います。

 

とはいえ、

この記事を読むだけでは

受検に合格できません。

 

そのため、

さらに勉強する

必要があります。

 

ここをマスターするための

勉強には、

3つのステップがあります。

 

①この記事を読み直す

 

②何も見ず、自分なりに

今回の内容を記述などで

説明してみる。

 

③入試問題を解いてみる

 

以上の3つです。

とはいえ、

いきなり3つやるのは

大変ですよね?

 

なので、まずは、

「この記事を読み直す」

ということをやってみてください!

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました!